赤ちゃん 1歳児 便秘への対応は? 早めに専門医へ!2019年 新薬モビコールが効果あり 体験談

  • 2019-07-17
  • 2020-02-16
  • 育児

赤ちゃんの便秘って、とてもつらいですよね。

7歳、4歳、1歳を3人育てたわたし。

0歳、1歳、2歳児の便秘について経験したことをまとめました。

自分自身も便秘症で、次男、長女と便秘に悩み苦労しました。

 

結論 便秘を繰り返しているなら、ふつうの小児科ではなく、かならず便秘の専門医にみてもらいましょう。

一般の小児科では、慢性の便秘はなおりません。

下剤や浣腸を処方してもらっても、その場しのぎになるだけです。

便秘自体が治るわけではないです。

一回だけの一時的な便秘ならよいですが、3度、4度繰り返す便秘は慢性化しているかもしれません。

かならず、専門医にみてもらってください!

 

ツッピー
わたしは4歳次男、1歳長女、どちらも便秘になりました。
次男は、慢性化させてしまったので、ゆびでガチガチのうんちをかきだしたり、かなり大変なことになってしまいました!!
娘はすぐに専門医を紹介してもらいました!

 

 

なぜかかりつけの小児科ではだめなのか?

小児科の先生は幅広い知識で、子どもたちを診察しています。

風邪やインフルエンザなどは、自然の免疫力で治すことが可能ですが、便秘は自然に治らないです。

こどもの便秘の専門医のほうが、よりよい知識で根本的に便秘を改善してくれます。

2018年にでたあたらしい便秘薬などくすりについての知識も豊富で、信頼性が高く、子どもによりよい治療をしてもらえると感じました。

薬をつかうことに納得できるかどうか

一般の小児科で、便秘の薬を処方されても、

「薬で排便するのがクセになったら、もっと便秘になるのではないか」

「浣腸をつづけてつかうのはよくないのではないか」

いろいろな不安がありますよね。

そこできっちりと説明してくれる先生であるか、というのが大切です。

親が、赤ちゃんにくすりを使う理由を納得できれば、くすりをうまく使いつつ、便秘を改善していけます。

一方で、くすりを使うことに不信感があると、親はきちんとくすりをやらず、たべものや飲み物で対応しようと間違った努力をしてしまうかもしれません。(わたしがそうでした)

くすりの使い方、副作用、なぜ毎日、排便したほうがよいのか、便秘のしくみなど、納得できるまで説明してくれる先生を探しましょう。

 

なぜ便秘になるのか

水分不足や旅行など、ちょっとしたきっかけで便秘になり、うんちがでないことにより、水分がとられて、出口でかたくなってしまいます。

かたいうんちを経験すると、うんちをするのが怖くなって、我慢してしまいます。

我慢するとまた固くなる→またいたい→こわい→出したくないのでガマン→でない→固くなる

 

ループして、悪循環になり、さらに便秘をまねきます。

そして、赤ちゃんの便秘と大人の便秘は、便がたまる場所が違うそうです。

大人は腸にたまりますが、赤ちゃんは直腸にたまるので、直腸がどんどんおおきくなり、輪ゴムのように伸びきってしまうそうです。

その直腸はさらにたくさんの便をためこまないと、排便したいというサインを感じなくなってしまうそうです。

なので、直腸がのびきってしまう前に対応することが大切なのです!

 

専門医の探し方

↓ 私はこのサイトから見つけた病院に行きました。

日本トイレ研究所 病院一覧

私は、かかりつけ医から、神戸大学医学部付属病院を紹介してもらい受診しました。

小児外科の先生(女医さん)のすばらしさに感動して、本当に診てもらってよかった!と思いました。

先生は話をしっかり聞いてくれましたし、説明もおくすりの処方も信頼できるものでした。

 

娘はいまのところ急性期だけど、自宅で浣腸をしても足をクロスさせて我慢していることや、一日でないと固くなるということを伝えると、しっかりと治療する方針ですすめてくれました。

そこで2018年11月から新発売された新薬のモビコールというお薬を処方してもらいました。

 

便秘薬 モビコールの効果がすごい

1包6.9gでかなり多い

はじめて処方されたときには、袋の大きさにびっくりしました!

うわ!大きい!!

こんなにいっぱい子どもが飲めるわけない!

しかし、先生の丁寧な診察をうけ、くすりをきちんとあげることで慢性化を食い止めるということが理解できたので、

「絶対にのまそう!」と思いました。

どんな効果がある?モビコールのはたらき

モビコールを溶かした水は、体に吸収されず、そのまま腸に届きます。

固い便に水分を含ませることができます。

水分を含んだ便はやわらかく大きくなり、大腸の動きを活発にして排便をうながします。

(文献 持田製薬のモビコール冊子より)

どうやって子どもに飲ませる?

モビコールは、決まった量の水にまぜたり、ジュースにまぜたりしてあげるお薬になります。

60mlの水分に1袋のくすりを入れます。

わたしは、リンゴジュースにまぜてみました。

 

くすりをあげてみると、娘めちゃくちゃ、まずそうな顔…

ちょっと私も味見してみると、ちょっと塩気がありました。

冷蔵庫でさらにキンキンに冷やして、お風呂あがりにあげてみると一気に飲んでくれました。

2時間ほど冷やすことで、味がわかりにくくなるようです。

わたしもストローで飲んでいるふりをして、「おいしい!」といいながら、あげています。

しかしジュースをあまり飲まない子には、きびしいかもしれません。

イオン飲料やお味噌汁と混ぜても相性がよいそうです。

そして次の日に出たうんちは、やわらかくて出しやすそうなうんちでした。

現場の看護師さんも、このくすりでうんちが出るようになった子がたくさんいるということで、効果はあるようです。

副作用は?

まれに以下のような症状があらわれます。

皮ふのかゆみ、息苦しさ、じんましん、どうき、のどの渇き

(モビコールの冊子より)

一歳娘は、いまのところ、服用して5日になりますが、そのような副作用はでていません。

毎日浣腸して大丈夫?

「毎日浣腸をしたら、くせになるんではないの?」

わたしもそれを心配していましたが、専門の先生によると大丈夫のようです

 

わたしもこども時代に便秘症で、浣腸の経験があり、浣腸後ものすごくお腹が痛くて、恥ずかしいし、つらかった思い出があります。

緊急事態ではない場合は、個人的に浣腸より座薬がおすすめです。

理由は、ゆっくりと効果が表れて、お腹が痛くならないからです。

まるで自然に排便するときのような便意がきます。

しかし、固い便がつまり今すぐ出してあげたい場合は、浣腸のほうがよいです。

使いわけができるようになるといいですが、「毎日便を出す」という目的なら座薬のほうがこどもにはよいのではないかと思います。

 

座薬を入れるときのコツ

赤ちゃんの小さいお尻に座薬…

押さえつけるが、逃げ回る子ども…

でもはやく出してあげないとますます固くなるし…

と座薬を入れるのは一苦労ですよね。

 

私が実践してよかったものを、3つあげておきます。

座薬の先を溶かして、すこし丸くしてあげる

ワセリンやオリーブオイルを座薬のまわりにたっぷりと塗る

おしりに座薬をいれる前に、ママの小指(ワセリン付)をゆっくり入れて、おしりの穴をちょっと広げて座薬を入りやすくする。

 

はじめは1時間以上、あぶら汗をかきながら格闘して、こどもはギャン泣き。

何回も座薬が折れて、わたしも泣きながら、子どもを押さえつけていました。

しかしコツをつかむと、一週間くらいで、かなりうまくなり10秒で座薬をいれることができるようになりました。

おしりの穴をちょっと広げておくワザは、大人の外科(肛門科)で器具を患部(おしり)にいれる前に、先生がやっていたので、間違いないです!(受診経験あり)

私は、こどもをふとももの上でうつ伏せに寝かせて、逃げないようにして入れています。

ツッピー
なるべく痛くないようにしてあげたいですよね

 

便秘のくすりの種類

浸透圧性下剤

マルツエキス

ラクツロース

酸化マグネシウム(カマグ、マグミット)

水酸化マグネシウム(ミルマグ)

刺激性下剤

ピコスルファートナトリウム(ラキソベロン)

センノシド(プルセニドなど)

座薬

ビサコジル(テレミンソフト)

炭酸水素ナトリウム+無水リン酸二水素ナトリウム(新レシカルボン)

 

(資料 こどもの便秘 正しい知識で正しい治療を 小児慢性機能性便秘診療ガイドライン作成委員会)

 

いろいろな薬があり、やさしいものから試してみて、効かなければ徐々に刺激系のものに変えていく先生もいるようです。

わたしの経験談なんですが、刺激性下剤のラキソベロンを4歳の子に使用していたのですが、お腹をすごく痛がるようになりました。よく処方されるくすりなのですが、最終手段にしたほうがよいかもしれません。

また酸化マグネシウムも使用したことがありますが、あまりおいしくないので、ビオフィルミンに混ぜてあげると飲みやすそうでした。

 

便秘によい食材

食物繊維の多い食材     含有量(目安量)

小豆(乾)         7.1g(40g)

スイートコーン       6.2g(中一本)

モロヘイヤ(生)      5.9g(100g)

おから           5.7g(50g)

ポップコーン        5.6g(60g)

そば            4.8g(ゆで1玉)

さつまいも         4.6g(200g)

ほしひじき         4.3g(10g)

 

(こどもの便秘 ガイドライン冊子より)

 

ツッピー
ポップコーンに食物繊維がおおいとは!びっくり!

 

体験談

わが家は、こども3人中、2人が便秘をしました。

次男は0歳から便秘で、かかりつけの小児科で診てもらっていましたが治らず、4歳になった今でもくすりを飲んでいます。

慢性化させてしまいました。

ひどい時は3週間ほど続けて、排便のたびに出血。

さすがに不安になり、肛門科も受診しました。

1~2歳の時が一番ひどく、泣きながら摘便(ゆびでかきだす)したこともありました。

2~3日ほどためてだすというサイクルがいけなかったのだと思います。

ネットで、「くすりはクセになる」などの情報を読み、勝手にくすりを減らし、食事療法で対応していました。

今思えば、それが慢性化させてしまった原因ではないかと思います。

 

4歳次男の経験で、1歳娘にはつらい思いをなるべくしないように早期に対応しました。

娘が0歳のときは、マルツエキス(甘いおくすり)で改善していましたが、処方以上あげても効かないようになってしまいました。

一日でないとうんちは固くなってしまうし、我慢して出さないようにしているし、浣腸をしても、泣きながら出しているし。本当につらい。

そこで専門の先生に受診することに決めました。

まとめ 慢性化する前に専門医を受診

便秘で大きな病院にいくのは、どうなのかなと思っていましたが、間違いなく専門医に診てもらったほうがよいです

経験上、4歳次男は、一般の小児科の先生に診てもらっても治らなかったからです。

1歳娘は、専門医を受診して1週間なのですが、いまのところ座薬で毎日排便しています。

慢性化せずに治るのかどうか、戦っている最中ですが、今後の様子を追記していきます。