算数、得意になってほしいと思っているママ、パパは多いと思います。
脳科学本と育児本マニアのツッピー(@tuppyhoroko)が、おすすめのさんすう絵本を厳選します。
算数が得意になることのメリット
・小学校の勉強が得意になる
・中学受験や高校、大学受験に有利
・ビジネスに直接、役立つ
・お金の管理が得意になる
小さいうちから数やかたちに触れておくと算数が大好きな子になります。
家庭で楽しく、算数の下地をつくってあげましょう。
2~3歳におすすめ
ノンタンぶらんこのせて キヨノサチコ
ノンタンシリーズは超有名ですが、じっくりみると算数の要素がたくさん入っています。
かずを数えたり、かたちがでてきたり、迷路もでてくる作品もあります。
シリーズの中でも、特に「ノンタンぶらんこのせて」は1から10まで数をかぞえるシーンが繰り返しでてくるので、自然にかずにふれることができます。
1歳後半からたのしめる内容。
ノンタンいもうといいな キヨノサチコ
「ノンタンいもうといいな」のほうは、ノンタンの手と足といもうとのタータンの手と足を合わせるシーンがあります。
「あしも4本、手も4本」
「ノンタン、おばけだぁ」
自分のからだを使って、ノンタン、タータンになりきって、楽しく遊べる絵本です。
とにかくタータンが可愛い!
かずとすうじのでんしゃじてん
電車好きの子には必須。
数字をゆびでなぞりながら、遊べます。
ひらがなもついでに覚えられそう。
駅の売店でお買い物をするシーンでは、値段、パーセンテージ、量など、単位についても触れています。長い間、楽しめる内容。
じぶんでひらく絵本 H.A.レイ
おさるのジョージの作者のしかけ絵本です。
うすい絵本が4冊はいっており、1冊は3分くらいで読めます。
いろいろな動物のおやこがでてきます。
子どもがページをめくると、動物の赤ちゃんたちがたくさん出てきます。
子どもとのやりとり遊びにつかえます。
ひよこや犬やブタがでてきて、親子で数をたのしく数えられます。
サーカスや動物園がでてくるので、動物好きの子におすすめ。
ねずみくんのチョッキ なかえ よしを
定番の絵本ですが、やっぱり子どもは大好きです。
ねずみくんのチョッキをいろんな動物が着ていきます。
チョッキはちいさいので、大きな動物が着てしまい最後は・・・・。
大きさの概念がわかるようになる絵本。
3~4歳におすすめ
かずのほん 五味太郎
くまくんがお買い物をして、お友達のおうちにお呼ばれにいく絵本です。
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつと言うように買い物するものが増えていきます。
ラストの数字ゲームはけっこうむずかしいです。
「1と9」や「4と6」など、10になるペアを探すというゲームです。
年長さんくらいだと喜んで解いてくれると思います。
小学1年生での国語にも役立ちそうです。
おまたせクッキー ハッチンス
割り算の概念がわかる絵本。
はじめはこどもが2人でしたが、お友達がどんどん増えていきます。
クッキーをみんなで分けると、自分たちのクッキーがどんどん減ってゆくんですね。
オチは、ハッピーなので、こども受けもバッチリです。
クッキーのいい匂いがしてくるような絵本です。
英語教育をすすめたい方は英語版がおすすめ。
ブータンいまなんじ? わだ よしおみ
時計を読めるようになることは大切です!年長さんになると、どこの幼児教材も時計を送り付けてきますね。
小学1年生、2年生で習うのですが、早めに時計が読める子のほうが、時間管理もでき、手段生活でも困りません。
さりげなく、絵本で触れておくと、実生活でもすぐに読めるようになります。
時計の本はたくさん売っていますが、この絵本は時計の針がお互い連動しているので、感覚がつかみやすいと思います。
100かいだてのいえ いわい としお
シリーズものです。
数が大きくなればなるほど、高くなる(大きくなる)ということを感じられる本。
空間認識力が高まるはず。
10階ごとのまとまりでページが進むので、10進法の理解によいです。
絵もとってもやさしく、丁寧で、こまかいセリフに子どもも喜びます。
4~5歳におすすめ
おしりたんてい トロル
いまブームのおしりたんてい。
顔がおしりって、スゴイ発想です。
大人からすると役に立たなさそうな絵本ですが、実はすごい知育パワーを秘めております。
「おしりをさがせ」のページでは、「1、2、3、4~」と集中して、おしりをさがしています。
やっぱり好きなものが一番のびるんでしょうね。
大人もいっしょに笑えます。
ライフタイム いきものたちの一生と数字
生き物と数字との関わりに驚きます。
タツノオトシゴが育てる子どもの数や、イルカの歯の数や、大人も知らないようなことが絵本になっています。
動物園や水族館にいく前に読んであげるとたのしい一冊。
迷路シリーズ 「進化の迷路」「伝説の迷路」など 香川元太郎
シリーズ化しており、動物、おばけ、宇宙、乗り物と子どもが好きなものばかりです。
とても細かく、ていねいな絵柄で、親子で夢中になります。
迷路だけでなく、絵探しもあります。
木が動物のかたちをしていたり、くもが動物だったり、見つけた時には大人も「アハ体験」できちゃいます。
想像力も高まる絵本。
5~6歳におすすめ
ちいさなちいさな めにみえないびせいぶつのせかい
微生物をテーマにした絵本なんて、あまりないですよね。
内容はウィルスや微生物といった生物的なおはなしですが、絵柄がかわいらしく、こどもは食いついています。
微生物が増えるシーンは2倍、4倍、8倍とイラストで描かれるので、二乗のイメージがわかりやすい。
王さまライオンのケーキ はんぶんのはんぶん ばいのばいのおはなし
シュールな話です。絵もシュール。
王様の誕生日なのに、王様のケーキがなくなってしまって…さぁ大変。
かけ算やわり算の概念がわかる絵本。
さわって学べる算数図鑑 朝倉仁
算数塾の講師の朝倉仁先生の本です。
かけ算や分数などを見える化した絵本です。
型紙になっており、円柱や立方体のような立体も作れる絵本です。
小学生の算数で、ママが子どもに教えてあげる際にも、使えるものになってます。
まとめ 絵本だけじゃなく実体験が大切
まず1~2歳のちいさいうちの読み聞かせは、かずをたくさん数えてあげることがポイントです。
2~3歳になると自分で数えはじめられるようになると思いますので、その時には、生活の中でアリやダンゴムシを数えたり、好きなおもちゃを並べて数えてもよいですね。
階段をのぼりながら、英語で数をかぞえてみても楽しいです。
数を含んだ童謡を歌ったり、CDをかけたりしても効果はあると思います。
ある天才的な数学者は、赤ちゃんのころ、おばあちゃんにおんぶされながら、数字の子守唄を歌ってもらっていたそうです。
絵本だけでなく、生活の中で、数字や大きさ、かたち、重さ、速さなどをたくさん経験させてあげれば、
9歳ごろにグーンと伸びてきます。
「9歳の壁」と言われていますが、4年生ごろに算数がのびる子と、苦手になる子の違いは、幼少期の実体験の多さだといわれています。
実際の数字感覚と机上での数字や量が結びついている子が、伸びていきます。
なにげない日常に子どもといっしょにお料理して、小麦粉をはかったり、野菜の重さをはかったりすることも算数の勉強につながっているんですよ。
また手先を使ってよく遊んだ子の計算力が高いとデータででております。レゴやパズルも計算力につながっているようです。
(参考文献 頭のいい子にする最高の育て方 はせがわわか より)
絵本+実体験がたいせつということですね。