8,4,1歳10か月の子どもを育てるアラフォーママのツッピーです。
私は育児本マニアです。
幼児教育、モンテッソリーニ、中学受験、脳科学、食育など手あたり次第、100冊以上は読みました。
しかし、いくら育児本を読んでも「お金の教育」だけは、情報が少ないんですね。
なぜお金の教育をするべきなのか
お金の心配をなくして、子どもがしあわせに自分らしく、100歳まで生きるためです。
お金に振り回されない人生を送るためにお金の勉強は必須なのです。
たいてい、お金の勉強やお金の話をさける人は、自分がお金のために必死に働いていることに気が付いていません。
お金は労働収入で得るものだという思い込みこそが、お金教育を受けていない証なのです。
子育てにおいて、ママは習い事や幼児教育、英語などに夢中になりがちですが、「お金の知識」を子どものうちから教えてあげることは子どもの夢や未来の幅を広げてあげるうえで、重要なことになります。
終身雇用崩壊、年金制度破綻、日本が裕福だった時代は終わり、超高齢社会を生きてゆくこどもたち。
お金のことを知らないまま資本社会に放り込むということは、無免許で車を運転させているようなものです。
保険会社から無駄な保険を買わされたり、手数料の高い投資信託を買わされたり、多額のローンを組んでしまったり、
世の中には、あちこちにワナがたくさんあります。
お金の勉強をせずに塾や予備校で必死に受験勉強しても、日本のサラリーマンになってしまっては、高い税金をしぼりとられる対象になるだけ。
サラリーマン以外で稼ぐ方向を見つけられる子どもへ育てなければ、なかなかしあわせになれないでしょう。
お金があれば、夢をかなえる時間や家族との時間をつくることができる。
時間があれば、好きなことをしたり、旅行にいったり、助けてあげたい人をすぐに助けてあげたり、充実した人生になる可能性が高いです。
もちろんお金が人生のすべてではないです。
しかし人生の幸せをみつけるツールとして、ある程度のお金は必要なのではないでしょうか。
小さいうちからの「金育=お金の教育」で、お金に支配されない、お金をコントロールできる、しあわせな子どもへ育ててあげましょう。
1~2歳
親のマネーリテラシーを高めておく時期
私もそうですが、マネーリテラシーは学校教育で一切受ける機会がないまま大人になったからも多いのではないでしょうか。
私は5年前まで、投資は株式投資しかないと思っていましたし、「FX?なにそれ?」という状態でした。
しかし、資産運用などの基礎勉強はしっかりしたほうがよいと思います。
国や会社に頼れない時代には、お金は自分で守り、増やしていける力が必要です。
親のお金の使い方を整える 【消費・投資・浪費】を意識
親が、お買い物をするときに、【投資・消費・浪費】の見極めをしながら、お買い物をすること。
例えば、【消費】の意味を伝える。
必要な食材を購入するときには、「これは、今日の晩御飯にするためのものだから買おうね」などと声をかけながら、お買い物をする。
【投資】の意味は、先にお金を出し、あとからリターンを得るということ。
子どもの本やおもちゃを購入するときは、この絵本で何が得られるか、本当に【投資】に当たるのかを考えてから購入。
高価なおもちゃを購入しても、子どもは興味を示さないことも多々あります。
児童館やおもちゃ屋さん、プレイパークなどで子どもに触れさせてから、気に入ったものを購入することが子どもへの【投資】です。
子どもが気に入らないおもちゃを購入しても、それは【浪費】に当たります。
親が、お買い物をするとき【消費・投資・浪費】の意識付けをすることで、子どもへお金の使い方が伝えられます。
いつも一緒にいる1~2歳だからこそ、親の姿をみています。
お金を使う時は、「ありがとう」という気持ちをもって、良いお金の使い方を子どもたちに伝えてあげましょう。
学資保険(積み立て生命保険)よりジュニアNISAを開設
学資保険に加入するより、本人のジュニアNISAを開設してあげましょう。
2019年現在、マイナス金利化では学資保険や貯蓄型の生命保険に加入しても、お金は増えません。
さらに生命保険など15年ほど、積み立て続けないと元本割れする商品も多くあります。
そのような商品を選ぶより、ジュニアNISAを開設して、8歳くらいになったときに親と一緒に運用してゆくことができれば、子どものマネーリテラシーは一気に伸びます。
投資信託や株式投資に興味をもつと世界の経済を自然に身につけることや小数点などの数字に触れることもできる。
8歳になったときに「君がうまれたときから、毎月2万円運用してこれだけ利益がでているよ。」と具体的なお金のふくらみ方を体感できるメリットがあります。
投資は長期で行うことで、メリットがあります。
ベビーのうちに準備しておいてあげましょう。
2~3歳
スーパーマーケットで、100円で買えるお菓子を買う
硬貨に興味を示す時期なので、100円を渡してあげて、いっしょにお買い物へ出かけると楽しいです。
100円でラムネやおせんべいやプリッツなどいろいろな駄菓子が買えて100までの数字の導入につながります。
お買い物ごっこは真剣に
レジのおもちゃなどでお買い物ごっこをする機会が増えてくる時期。
おもちゃのお金は本物顔負けのものもあります。
きっちり計算して、お釣りをきちんと渡してあげることで、数字に興味を持つことができます。
3~4歳
数字につよくなるように鍛えておく
数字につよい子は、2歳くらいから足し算などできるようになるそうですが、多くの子どもは4歳くらいになると足し算の概念を身につけ始めます。
数字に興味がでてきたときには、100玉そろばんや公文などで一気に数字に強い子にしておいてあげましょう。数字につよい子は、投資力も高くなるでしょう。
4~5歳
「お金がない」とは言わないようにする
戦隊ものやプリキュアなどにハマり、おもちゃが欲しいという時期です。
「お金がないからダメ!」といった表現はせずに「そのおもちゃを買うお金をつくる方法を考えよう」と言って、今までのおもちゃをメルカリなどで売って、そのお金でおもちゃを購入してみましょう。
子どもたちは「お金がないから諦める」といった発想をやめて「どうやったらお金を作れるのか」という発想に変わります。
5~6歳
ボードゲームで投資の世界を体験 モノポリーが最強
有名なモノポリーというゲームですが、ルールは自分の所有地を購入してどんどん家を建てていくことで、資産を増やしてゆくというゲームです。
まさに不動産投資の世界をゲームにしたものです。
所有地を広げて、家を建て、家がホテルになっていくと、どんどん資産が膨らんでゆきます。
言葉では教えにくい投資のイメージが身につきます。
大人も真剣にやると「絶対負けられない!」という気持ちに。
金持ち父さん貧乏父さんの著者ロバート・キヨサキ氏もモノポリーで遊んで育ったそうです。
ほしいものを手に入れるにはどうしたらよい?Make moneyを体感
わが家では、長男がほしいおもちゃがあるときには、まずお金を産みだすところから教えました。
例えば、
・長男がつくった絵本(おしりたんていの同人誌…)を100円で親が購入してあげました。
・肩たたきで50円のお小遣い。
・ビールを冷やして、お父さんへ販売(仕入れはおばあちゃんちでもらったビール、仕入れゼロ)
・いらなくなったおもちゃをメルカリで売る。
このように、家庭でできるお金の増やし方を実践して、お金はつくるものなんだということを体感させました。
6~7歳
世界のお金、コインや紙幣などを見せてあげる
旅行先で余ったコインや紙幣をこどもへ見せて円とドルの関係を教えてあげます。
為替の関係を学ぶことができるので、FXなどの基礎知識につながります。
与えるだけがすべてではない お金の流れを感じる家庭に
わが家では、小学生の長男には1ヶ月の食費を300円もらうようにしています。
ただ、お手伝いをしてお小遣いをあげるだけではなく、稼いだお小遣いから食費をもらうようにしました。
そうすることで生きるためにはお金がいるということを知ることができます。
7~9歳
目に見えないお金を教える
9歳くらいになると、抽象的な概念の理解ができるようになります。
いままでは、現金=お金 と思っていた子どもたち。
しかしお金とは銀行口座にある数字や証券口座の投資信託、仮想通貨などいろいろな形があります。
数字だけが移動しており、お金は目に見えない。
お金は実は目に見えない信用で成り立っていることを教えてあげましょう。
小学高学年
自分でお金はマーケットから作ることを学べる時期
スマホを持ち始めるのが、小学高学年に多いので、メルカリでマーケティング感覚を身につけたり、自分のお小遣いは自分で稼げるんだということを体験する時期。
またLINEペイなどでお小遣いをあげるなど、キャッシュレスのシステムも導入。
小さいうちから、市場から直接お金を得る経験をしておくことが、サラリーマン収入以外で稼ぐという感覚に近いのでおすすめです。
【悪い借金】と【良い借金】があることを教えておく。
借金とは、悪いイメージがありますが、お金持ちは良い借金を利用してどんどんお金持ちになっています。
良い借金は自分に収入をもたらしてくれます。
例えば、不動産投資のためのローンや起業のためのローンです。
反対に悪い借金は、住宅ローンや自動車ローンなどです。
悪い借金は、自分からお金をどんどん吸い取っていきます。
私は悪い借金をたくさん経験しており、痛い目を見ています。
ツッピーホロ子 ツッピーホロ子の黒過去、きいてください。 とうさん ん?なになに? ツッピーホロ子 実は、お金のことでけっこうなこと、やっちゃってまして。 &nbs[…]
子どもには、良い借金と悪い借金があることを教えてあげて、マネーリテラシーを高めてあげましょう。
自分の体験談 お金教育を受けずに育ち、消費者金融で借金をしてしまった過去
私は、お金の教育というものを一切受けずに大人になりました。
話好きな母親に、無口な父親の間に産まれた長女です。
父親は、地元の中小企業のサラリーマン。
母親は専業主婦。
父親のお給料もいくらか知りませんでしたし、学費やお年玉の管理など一切教えてもらいませんでした。
小学生の時は、お年玉はすべて親へ預けるという口実の元、没収されており(多くの親がしていたように、ゆうちょに貯金をしておりました)お年玉も全く楽しみなものではありませんでした。
中学生になって、ジャニーズのV6の森田剛に夢中になり、「コンサートに行きたいから、今までの貯金の利息をちょうだい」と母親に言いました。
当時は金利が高かったので5,000円ほど利息がついており、「それでコンサートにいける!!なんて、いい案!」と思ったのですが・・・・
あっけなく撃沈・・・
和室に正座をさせられ、母親におこられました。
今考えても、自分のお年玉の利息なので自由に使わせてもらえるはずだと思うのですが。
おそらく中学時代は「お金が欲しい!」と素直に思う時期なのでしょう。
そこをうまく親が伸ばしてあげることで、お金を増やす、産み出すコツを10代のうちに学ぶことができるはずです。
いつしか、【お金はもらった分しか使えない】という図式が描かれ、雇われマインドが知らず知らずのうちに身についたのだと思います。
大学生になると、自分で携帯電話料金を払ったり、洋服を買ったり、飲み会へ参加することがでてきて、お金がかかるようになってきました。
そして、マネーリテラシーの全くない私は18歳のときに、親に内緒で未成年者の高金利ローンで、矯正下着を購入してしまったのです!
毎月の返済に苦労しました。
口癖は「お金がない」でした。
お金の知識ゼロで資本社会に放り込むのは、危険極まりないです。
家庭のお金の教育が子どもの将来を左右することになります。
しあわせなお金の使い方をできる子に育ててあげましょう。
オススメの「お金の教育」の育児本
親がよむ本
「世界最新メソッドでお金に強い子どもに育てる方法」 酒井レオ
「お金の教育がすべて。7歳から投資マインドが身につく本」ミアン・サミ
小学生には
まとめ 学校や塾の勉強より、お金の勉強
学校の勉強、受験勉強をする=社畜への道
マネーリテラシーを高めて自己投資をすすめる=起業家への道
これを理解しておけば、親が力を入れる教育がおのずと理解できると思います。
現在、東大卒のエリートが続々とファイナンシャルリテラシーを高めるため、親子でマネーセミナーに参加しているそうです。高学歴の親は、もう動き出しているようです。
勉強ばかりやらせていても、子どもたちに明るい未来は来ないかもしれません。
親子で楽しく、マネーの知識をつけ、未来をワクワクしたものへ変えましょう!