7年間、子育てに必死でまともにパソコンを触っていなかった超アナログ主婦のツッピーです。
絵を描くのが好きだし、かわいい女の子が大好き、元腐女子という属性です。
自分でVtuberを作成して学んだことをまとめました。
実はデジタルイラストを始めたのは3か月前。
しかしVtuberとは、どうやって作るのだろう?
キズナアイや燦鳥ノムなどの起業系Vtuberは3Dモデルで作られており、リアリティのある動きでリアル女子より可愛いような気が!?
しかし3Dモデルを動かすには、お金と時間とスキルが必要。(何十万円もかかる)
個人でサクッと作れるものはないかと調べて、Vroid(3Dモデルのパーツを組み替えて使えるピクシブの無料ソフト)なども試しました。
しかし、どれも同じ雰囲気の顔にみえる。
カスタマイズすれば個性はでるのだろうが、アナログ主婦には3Dソフトを使いこなすのは、ハードルが高いように感じられました。
「サクッとオリジナリティのあるキャラクターを作ってみたい」
そんなときにLive2DとFacerigを知ったのです。
【Live2D Cubism】
この記事では、個人が手軽にお金をかけずにVtuberをLive2DとFacerigで作成する流れがざっくりわかります。(超初心者向け)
Live2D+FaceRigがあれば、手軽にVtuberになれる
手順
①お絵描きソフトでLive2D用のイラストをつくる(パーツわけ後→PSD形式で保存)
②Live2Dに読み込んでモデリング(可動域を決めて設定する)
③モデリングしたキャラクターにアニメーションをつける(ウインクや喜怒哀楽、好きなポーズ)
④モデルファイルを書き出し
⑤FaceRigへファイルを入れる
⑥Facerigで顔と連動させる
⑦録画、ライブ配信
*③のアニメーション作成は省けますが、最低限のうごきだけのキャラクターになります。
自作のVtuber作成のために必要な機材、ソフト 【金額は?】
①パソコン(ゲーミング用かクリエーター用がおすすめ)→私は約15万のFRONTIERのGNシリーズ
②ペンタブか液晶タブレット(ペンタブなら5,000円~ 液晶タブレットなら40,000円~)
③お絵描きソフト(クリップスタジオやフォトショップ、SAI、GIMP)(無料ソフトも多い)
④Live2Dソフト(無料版とPro版あり)
⑤FaceRigソフト+FaceRig Live2DModule(合わせて2000円ほど)
⑥録画ソフト OBSstudio(無料)
⑦動画編集ソフト Avitutl(無料)
⑧カメラやマイク(2000円~5000円)
パソコンを持っている方なら、1万円以内の出費。
パソコンと液タブを準備すると(パソコンのスペックによりますが)20万ほどかかります。
※また好きなイラストレーターさんにキャラクター制作やモデリングをお願いする方法もあります。
簡単!無料会員登録はこちら
Live2Dソフトとはなにか?
Live2Dでできることは
Live2Dソフトとは、たった1枚のイラストから動くモデルやアニメーションを作ることができるソフトなのです。
いままではアニメーション制作といえば、莫大なお金と人材が必要だったのですが、Live2Dがあれば個人で費用をかけずにアニメーションを作成できるようになりました。
夢のような時代です。
Live2Dのすごいところ
・比較的お金がかからない(有料のPRO版と無料のFree版があり)
・イラストのやわらかい雰囲気やタッチをいかすことができる
・Facerigソフトと連動させることで、低予算でVtuberになれる
・3Dにはないアナログ感もだせる
Live2Dの不便なところ
・後ろ姿などは別のイラストが必要(4.0での新機能で横顔は作成可能)
・慣れるまですこしたいへん
・参考書籍が少ない
・低スペックのパソコンでは起動しない場合もある
普通の専業主婦ツッピー(@tuppyhoroko)がVtuberを作ろうとして、Live2Dというイラストを動かせるソフトをインストールしてみました。 ・・・・が ソフトが起動しない!! […]
はじめてLive2dを使った感想は
小学生のころ、ディズニープリンセスが大好きで、アニメーターに憧れていたツッピーでしたが、
Live2Dを使いだしてから、子ども時代のワクワクを今感じています。
本よりもYouTubeなどの動画を見ながら、やっていくのがわかりやすいです。
ツッピーがはじめて作ったキャラクター
まずはLive2Dの教科書のとおりに作った
一番はじめなので、バストアップの女の子で挑戦。
これはLive2Dのランダム再生という機能で、いろんな動きをみせてくれるものです。
感動しました。私は。
「イラストに命が吹き込まれたぁ」と猛烈にドキドキしました。
よく見たらヘンなところに隙間ができてたりします。
あと腕もちぎれてるし・・・
制作期間は3週間
子どもたちを寝かしつけてから、夜な夜な作業をして毎日2、3時間ほどの作業で完成しました。
参考書は知らない用語だらけで、顔の表情付けだけでもかなり大変でした。
簡単に作成したい人はテンプレートをつかった方法がおすすめ
元々のLive2Dキャラクターの動きのテンプレートを自分のキャラクターに反映させる方法です。
細かい調整は必要ですが、この方法だと挫折しにくいと思います。
Live2Dの使い方はYoutubeや本、パルミーの動画で学べる
Live2Dソフトをひとりで勉強するのは、はっきり言ってかなり大変でした。
アートメッシュやデフォーマなど、初めて聞く言葉がてんこ盛り…
専門用語とその機能を把握するだけでも頭がいっぱいになり、時間がかかります。
わたしはテンプレート(見本モデルにパーツを対応させる機能)という便利な機能は使わず愚直にパーツごとに動きを設定していきました。
一からのスタートなので、手取り足取り教えてくれる動画で学ぶのが一番わかりやすかったです。
ツッピーが使った初心者用の本やサイト、動画一覧
【Amazon.co.jp 限定】Live2Dの教科書 静止画イラストからつくる本格アニメーション(特典:Live2D Cubism 4 〈年間プラン契約 500円引きクーポン〉データ配信)
パルミーの神吉李花先生の講座(1週間無料)
パーツ分けから丁寧に教えてくれるので、アナログ人間でも理解できました。
神吉先生はYouTubeでも講座を多くだしておられます。
そちらもすごく丁寧でわかりやすいです。
FaceRigを使って顔と連動させる
手順
①まずはsteamからFacerigとFacerigLive2DModuleをインストール
②Facerigにモデルファイルをいれる(C:ProgramFiles(x86)/Steam/steamapps/common/FaceRig/Mod/VP/PC_CustomData/Objects/)
③顔と連動させてみて、動きを調整する
④動画を録画
FaceRigは、ウェブカムを使い、魅力的なキャラクターになりきることが出来るソフトです。作った作品を録画して動画にした…
アバターの調整
・サイズ調整はマウスでできます
(Altキー+マウス左ボタンドラッグで上下)(Altキー+マウスのホイールを上下)
・または設定ファイルへカメラ位置の設定をすると毎回設定しなくてすみます
顔と連動させてみたが、思ったより動きがすくない
無事にFaceRigに読みこませて動かしてみたものの、
そうなんです!
喜怒哀楽は、アニメーションを自分で作って設定しなければいけないんですね。
「Zキーを押すと泣く」とか「Xキーを押すと怒る」とか自分で設定しなければ、表情豊かなキャラクターにはならないのです!
また身体の動きも自分がかなり動かないと反応しないんです。
しかも顔を傾けると目が半開きになってしまうという悲しい事実。
さらに横を向きすぎるとトラッキングが外れます。
「話ながらそんなに動く人いないだろ!」ってカンジなので、動きのかわいいキャラクターにするために多くのVtuberさんは顔の動きで身体もいっしょに動くように設定しているようです。
バ美肉(バーチャル美少女受肉)するにはまだまだ勉強が必要のようです。
メガネをかけていると顔のトラッキングがはずれやすい
わたしの場合、夜にメガネをかけて顔と連動させようとすると反応がわるくなりました。
目が半開きになってしまい、ぱっちりおめめのキャラだと残念なことになってしまいました。
まとめ
Live2Dの既存のパラメーターだけの設定だと動きの少ないこのようなキャラクターになってしまうので、
FaceRigでかわいく動くキャラクターにするためには、パラメーターの設定を勉強する必要がある。
多くの個人が動画を発信する時代に 顔出しの問題があり
5Gの到来で多くの人が動画を発信する時代になるでしょう。
しかし、顔出しを望んでいる人は多くないのではないでしょうか。
特に日本人で顔出しでどんどん発信できる勇気のある人は少ないと思います。
特にサラリーマンは勤めている関係上、顔出しNGの方はたくさんいるでしょう。
そんな顔出しNG問題にVtuberは役立つのではないかと考えます。
気軽に自分のアバターで発信できるなんて、なんてすごい未来。
Vtuberの未来
ネットセミナーやスカイプ、zoomでのやり取りが当たり前になってきた現在。
オフラインよりもオンラインのほうが友達が多い人もいるでしょう。
さらに高齢化が一気にすすんでいく日本。
やっぱりいつまでも若くありたいですよね。バ美肉(バーチャル美少女受肉)したいですよ。わたしは。
これからは自分だけのオリジナリティのあるアバターをもつ世界がやってくるので、アバター制作の需要は高まっている様子。
また広告業界もVtuberを使いたがっており、Vtuberには伸びしろがあると思います。
さらに今後はAI自動化など増えてくるので、Live2Dや3Dなどオリジナリティが出せる分野を勉強したほうがよい。
アニメやマンガは世界的にみるとまだまだブルーオーシャンだそうで(ホリエモンより)この分野のスキルを身に着けることは、有利になるので勉強する価値はあると思います。
何よりLive2Dを使ってイラストを動かすことはたのしいです。
いろんな方の動画をみているとキャラクターが生きているようで、「こんなすごいことができるの!?」と驚くばかりです。
これからもっと学んでいきたいと思います。