かしこい子にするための幼児期の習いごとは?音楽が最強!最新脳科学から検証

 

ツッピーホロ子は、育児本、脳科学マニアの7歳、4歳、1歳のママです。

 

幼児期の習いごとで、頭がよくなる習いごとってなんだろう。どうせならいい効果があるものを習わせたい。
スイミング、ダンス、英語、体操、バレエ、ロボット。たくさんありすぎて悩む!

近年の脳科学ブームで、脳科学の本を読みあさり、脳によいとされていることは、色々試してきました。

「しかし、やみくもに、子どもに習いごとをさせるとお友達と遊ぶ時間も減ってかわいそう」

「とりあえず、ひとつ何か始めたいなぁ」

ツッピーホロ子
わたしは幼児期のならいごとは、音楽をオススメします

 

様々な研究をよみ、実体験を読み、自分の子どもにも、ピアノとバイオリンを習わせた結果。

音楽は幼少期には必須だと確信しました。

いろんな脳科学の文献から、音楽を幼少期にやるメリットをまとめます。

 

 

幼児期に音楽を習うべき理由

 

①脳科学で証明されているから

②受験時に内申点として反映されるから

③新大学入試において、アワードがあったほうが有利から

④グローバルな社会にでた時、コミュニケーションツールになるから

 

 

脳科学で証明されている

 

ピアノレッスンを受けることで、知能が高まったというデータがある。

2004年にトロント大学のグレン・シュレンバーグ教授が発表した論文にて。

6歳のこども144人をピアノレッスンとボイスレッスン、ドラマレッスン、レッスンなしの4つのグループに分けて、

IQを測定した結果、ピアノレッスンとボイスレッスンの子どもたちは、他のグループの子どもよりIQの増加がわずかに

大きいという内容だった。

空間認識能力(図形や立体、地図など把握する力)が高まる。

ボストンカレッジのエレン・ウィナーとハーバード大学のゴットフリート・シュラーグが、長期にわたって、楽器演奏によって、こどもの脳の変化が起こるかどうか調べたところ、

「空間」「運動」「言語」に関する能力に成長がみられたそうです。

 

またプロのオーケストラたちは、空間認識能力が高いとデータがでています。

空間認識能力は、かしこさの基礎となるものです。

思考力、自制心、他人への思いやりも空間認識能力が必要だそうです。(参考文献①より)

また、空間認識能力が高い人は、物事を論理的に考えることができます。

音楽を楽しむ脳の回路は、ご褒美をもらったときの回路とおなじ

音楽は脳へのご褒美

音楽を楽しむ脳の回路は、人間がご褒美をもらったり、モチベーションを高めたり、喜びを感じたりするときの回路を同じであるということがわかっています。音楽は人間の脳を喜びで満たし、感情を豊かにする働きがあります。(参考文献②)

ピアノを習っている子は、夢を実現する力がつよいとデータがでている。

脳科学者の澤口俊之先生の研究で、ピアノを習っている子は、

塾やスポーツをしている子よりも、HQ(人間性知能)が高く、夢を実現する力が高かったことが証明された。

人間性知能HQとは、人間的な社会生活、結婚生活、子育てなどを適切に行うために進化した知能です。(参考文献③)

情熱をもって取り組む力、続ける力(グリット)が身につく。

最新の脳科学では、スティーブ・ジョブズなどの成功者の大半はグリットを持っていたということが知られてきました。

グリットを持っているか、持っていないかで、成功するかどうかが決まるといっても過言ではないです。

音楽レッスンは毎日のレッスンがかかせません。

長く続けて、技術を習得する必要があり、その過程でグリットを得ることができます。

幼児期に親子で習い事に取りくむことで、小学1~3年生時の学業成績に影響するというデータがある。

幼児の音楽レッスンは宿題や自宅でのレッスンがかかせません。

ミネソタ大学のエーゲランド博士たちの研究で、幼児における母親の関わりの質が、

小学1~3年生での母親の関わりに影響し、それが小学校1~3年生での子どもの学業成績に影響することがわかっているそうです。

幼児期から、レッスンや宿題に関わってあげることで、楽器もひけるようになるし、小学校での勉強も得意になるのです。

 

受験時に内申点として反映される

小学校受験をする方以外は、幼児のうちは、受験のことはあまり意識しないですよね。

しかし!

13歳になると、楽器(主にピアノ)ができるかどうかで、中学の音楽の成績が圧倒的にちがいます。

副教科(美術、家庭科、体育、音楽、技術)の成績は、かなり大切です。

副教科内申点はメインの5科目の2倍で計算され、高校受験時に指標にされます。

中学受験を検討していない子、公立中学に進学する子こそ、音楽は必須です。

プログラミングや美術はあとでのばすことができますが、音楽だけは、あとで学ぶのは大変です。

臨界期があるので、幼児期から音楽レッスンを受けることで、

一度やめてしまっても、あとで習得しやすくなります。

 

新大学入試において、アワードがあったほうが有利

2020年の大学入試改革で、評価される子の特徴が変わります。

いままでは、まじめで5教科がすべてよいタイプ、テストの点数が高い子が評価されて、

よい大学に入れる構造でした。

これは世界では時代遅れな受験方法です。

それを世界基準に近づけるために、今回の新大学入試が取り入れられることになりました。

例えば、ハーバード大学の受験では、5科目で満点はあたりまえ。

それよりもこれまでにとったコンクール、大会などの賞(アワード)、ボランティアなどの経験、今までに経験してきたことが必要になります。

音楽でもスポーツでもロボット大会でもプログラミングでも、数学でもなんでもよいです。

 

「これだけは負けない」

 

なにかをもっている子が新大学入試に有利になります。

音楽レッスンでは、コンクールで競います。

また賞がとれなくても、コンクールに挑戦することで、つよい精神力と根拠のある自信をつけてあげることが可能です。

 

グローバルな社会にでた時、コミュニケーションツールになる

 

例えば、海外留学に行って、すぐに友達ができてしまう子もいれば、なかなか現地の友達ができない子もいると思います。

そんなときに音楽は立派な武器になります。

現地の音楽サークルに入って、現地の友人といっしょに活動することで、自然に人脈が広がるのではないでしょうか。

音楽は国境を超えると思います。

 

 

東大生はピアノを習っていた

 

東大生、ハーバード大学、

スポーツ選手や医者、弁護士、

優秀なひとは、こども時代にピアノを習っていたという人が多いです。

 

またカナダで14歳で飛び級、名門大学に入った大川翔くんも3歳からピアノをやってます。

アグネス・チャンの息子さんも4歳からピアノ。

こども4人東大理Ⅲ合格カリスマママ佐藤亮子さんも3歳からバイオリンさせています。(娘さんはピアノも)

教育熱心なママは、幼少期から音楽レッスンや幼児教育に通われ、成果を出されています。

 

習いごとは、育児の思い出の一つになる

幼児期の習いごとは、連れていくのも、自宅でのレッスンも、親のフォローも大変なことだらけです。

親がくじけそうになることもありましたが、発表会で舞台にたつ子どもをみて、成長したなぁと感動した気持ちは一生忘れないです。

大切なものを、息子からもらった気がします。

子どもが弾いてくれたメロディは、ずっと記憶に残るのだろうと思います。

 

まとめ

幼児期の習いごとは、科学的に証明されている音楽がおすすめ。

中学の内申点にも影響して、高校受験の点数に影響。

楽器ができると、留学したときに、強みになる。

2020年の新大学入試改革で特技や過去の賞があるほう子のほうが有利。

一石二鳥どころではなく、一石四鳥。

公立中学に進学予定の子はピアノがよい。

 

また、複数の習いごとをしている子のほうが、IQが高かったというデータもありますので、

音楽のほかに、スポーツなど組み合わせて、芸術と運動のバランスをとってあげることをオススメします。

 

参考文献

①パパは能研究者 子どもを育てる脳科学(池谷裕二)

②頭のいい子にする最高の育て方(はせがわわか)

③脳科学者の澤口俊之先生の研究